資産運用トラの巻
 

安全に資産を増やしたい方へ!低リスクで資産運用できる5つの方法

新型コロナのせいで不況になり、将来が不安なので資産運用でも始めようかとお考えではありませんか。

このようなことが起きると将来のために備えたいと思うのは、当然のことだと思います。一方で、初心者が投資の知識や経験もなく資産運用を始めると、大きな損失を出して資金が目減りする可能性があります。資産運用は資金を減らさないようにして、長期間にわたって運用していくことが大切です。そのためには、できるだけリスクを低くして、元本を減らさないようにする必要があります。

この記事では、安全に資産を増やしたい方向けに、低リスクで資産運用できる5つの方法について解説します。

■元本保証と元本確保との違いとは 

聞いたことがある人もいるかと思いますが、元本保証によく似た言葉に元本確保があります。この2つにはどのような違いがあるのでしょうか。

元本保証における元本とは元からあるお金のことです。例えば、500万円の投資をして1000万円まで増やしたとします。このケースでは500万円が元本です。元本保証とは、元本を減らさないことを保証するという意味ですから、500万円から減らさないということになります。

一方、元本確保は満期に最低でも元本を確保できるよう運用されますが、必ずしも元本を保証するものではありません。支払えるのであれば元本は必ず返還されますが、返還できない状態になれば元本割れしてしまうということです。

例えば、ハイリスクハイリターンの1000万円の金融商品へ投資する場合、元本が返還できる状態であれば元本は返還されます。ところが、500万円に下落した場合は、1000万円は返還されず元本割れとなるのです。

■低リスクで資産運用できる5つの方法 

ここでは、低リスクで資産運用できる5つの方法について解説します。

(1)定期預金

定期預金は銀行へ毎月決まった金額を預け入れていくのですが、元本割れすることはありません。国内銀行で日本円を預金する場合は元本保証されますが、外貨預金をする場合は為替リスクがあるため元本は保証されません。日本の銀行で定期預金する場合だけ、完全に元本保証されるのです。

ただし、定期預金にもデメリットがあり、金利がほとんどつきません。例えば、ゆうちょ銀行の定期預金では金利が0.01%で、資産を増やしていくことのが難しくなります。1000万円をゆうちょ銀行に預けても、1年間に1000円増えるだけです。

このように預金というのは資産を防衛する手段にはなりますが、資産を増やすことはできません。資産運用により資産を着実に増やしていくには、元本保証がなくても低リスクで運用する必要があります。

(2)個人向け国債 

債券とは、国や企業が投資家からお金を集めることを目的として発行する有価証券です。実質的には借用書と同じで、投資家が国や企業にお金を貸して利子をもらうのと類似した仕組みになっています。

債券には2種類あり、国が発行する国債と企業が発行する社債があります。一般投資家が購入できる債券でおすすめなのは、個人ができる個人向け国債です。

この商品は一口1万円で購入でき、国が債務不履行を起こさない限り元本は返還されます。個人向け国債はリスクが低く、元本確保の資産運用ができる金融商品です。

個人向け国債は年0.05%の利息が保証されている安全な資産で、定期預金よりも金利が高くなっています。100%元本保証されませんが、国が発行体なので元本が返ってこないリスクの低い安全資産です。

(3)社債 

企業が発行する社債は国債よりも金利が高い傾向にありますが、企業は信用度で国よりも劣ります。たしかに債券の中では高いリターンを期待できる商品ですが、元本割れするリスクが高いのが特徴です。

また社債の金利が高い会社はお金を貸してくれるところがないため金利を高く設定しているので、債務不履行になるリスクが高いと言えます。社債のリスクは発行している企業の信用度とリンクしているため、信用度の高い企業の社債を購入すれば低リスクの資産運用が可能です。

(4)貯蓄型保険 

安全に資産運用したいのであれば、保険も検討することをおすすめします。低リスクの資産運用におすすめは、満期まで保険料を支払い終えると確実に利益を得られる貯蓄型保険です。この商品はケガや病気になったときに保証してもらえるメリットがあります。

ただし、保険は運用会社である保険会社が倒産して債務不履行を起こすことがあり、貯蓄型保険は元本確保型の資産運用です。

また、保険を途中で解約した場合に解約返戻金が支払われますが、それまで支払った保険料の合計額より少ない金額しか戻ってきません。このような場合も、元本割れするリスクがあります。

保険で資産運用をする場合は、メリットと同時に特徴やデメリットも理解することが大切です。

(5)海外積立投資 

海外積立投資とは、海外の大手保険会社や信託会社に口座開設して、海外の金融商品を購入して毎月積み立てをする投資方法です。利回りが確保されるタイプと利回りが確保されないタイプがあり、前者は元本確保型の資産運用ができます。

ただし、途中で解約すると手数料を取られて、結局のところマイナスとなるケースがほとんどです。また、為替相場の変動により損失が発生するリスクがあります。

海外積立投資は高いリターンを期待できますが、リスクも高いので慎重に投資対象を選ぶことが大切です。

■どんな人におすすめなのか?

ここまで低リスクで資産運用できる5つの方法について解説してきました。これらは、以下のような人に向いています。

(1)資産運用のために時間と手間をかけたくない人 

資産運用のために時間と手間をかけたくない人は、低リスクでの資産運用が向いています。

株式投資にはデイトレードという投資法があります。この投資手法は、株式の値動きを1日中監視してトレードしていく方法で、熟練者は大きな利益を上げます。ただし、大きな損失を出すリスクがありますし、パソコンの前で株価を見る時間が長くなりますす。株式のデイトレードは時間のない人や売買の手間をかけたくない人には向いていません。

一方、元本保証あるいは元本確保の資産運用は、頻繁にトレードする必要はなく、保有しているだけでも利益を積み上げていけます。

債券を発行している国や企業、保険を運用している会社などが債務不履行を引き起こさないで満期が到来すれば、確実に元本は返還されます。

(2)長期間にわたって運用できる人 

長期間にわたって運用できる人は、低リスクの資産運用に向いています。

資産運用は短期間で利益を出そうとすると損失を出すリスクが高くなり、反対に長期間にわたって資産運用するとリスクを軽減できます。元本を減らさないように安全に資産運用するには、10年から~20年以上の長期間にわたって投資することが必要です。

また、お金がなくて途中で解約してしまう人もいますが、商品によっては元本割れするリスクがあります。十分な資金があって長期投資できる人であれば、途中で解約しなくてすみます。

(3)余剰資金のある人 

使う予定のないお金が十分にある人は、低リスクの資産運用に向いています。

例えば、資産運用にまわせる資金が50万円の人と500万円の人が、年利1%の商品を運用したとします。資金50万円の人は年間の収益は5000円、資金500万円の人は年間の収益は5万円になるのです。

また、大きな余剰資金があると、余裕を持って収益を上げていけます。使う予定がなく貯金しているお金のある人は、低リスクの資産へ長期投資するといいでしょう。

■まとめ 

コロナショックで世の中は大きく変化して、人々の将来への不安は高まっています。資産運用をしようと考えて証券口座を開設している人は増えていますが、初心者がリスクの高い商品で資産運用をするのはおすすめしません。

資産運用は着実に資産を増やしていくことが大切ですが、そのためには元本割れを避ける必要があります。元本割れを完璧に避けることは難しいのですが、元本保証や元本確保の商品で運用すればリスクを下げることは可能です。リスクとリターンのバランスをとりながら、自分に最適な資産運用をしましょう。

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