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少額でも大きな利益を生み出すことが可能!FXが資産形成に有効な理由とは

少額でも大きな利益を生み出すことが可能!FXが資産形成に有効な理由とは

資産形成には様々な手段がありますが、資産額を何倍にも膨らませる可能を持つのがFXです。FXを資産形成の取り掛かりに選択して、巨額の資産を手に入れる投資家もいます。

その反面、FXにはリスクが伴うため安易に手を出すことはオススメしません。このページではFXが資産形成に有効な理由や注意点について解説します。

FXはどのような仕組みで利益が生まれる?

お金のグラフ

まずFXの仕組みを簡単に説明します。FXは為替差益を得る投資手法で、具体的には二国間の通貨を売買します。

たとえば円とドルを選択した場合、この二つの通貨を売買し、為替の変動による利益獲得を狙います。

ex)資金100万円の場合

日付1ドル
20XX/11/10100円
20XX/12/10120円

100万円を元手にして、11月10日に円をドルに交換すると10000ドルとなります。12月10日、1ドルが120円になったためドルを円に交換すると120万円となり、差額の20万円がFXでの利益となります。

FXが資産を大きくしやすい理由

投資は基本的に元手の大きさによって利益の大きさも変動します。元手の大きさと利益は比例するので、同じようにチャートが上がっても、元手のある人はその分利益額が大きくなり、元手が少ない人の利益は比較して少なくなります。

しかしFXにおいては、レバレッジという仕組みにより、元手の何倍もの金額で為替取引することが可能です。レバレッジの細かい仕組みについては後ほど紹介しますが、これ以外にもFXには以下のような特徴があります。

  • レバレッジをかければ手元資金に対して利益を大きくできる
  • 24時間取引できる
  • スワップ金利を得ることができる
  • 売りでも買いでも利益を出せる

各項目について解説していきます。

レバレッジをかければ手元の資金に対して利益を大きくできる

そもそもレバレッジとは、少ない資金で大きいお金を動かせる仕組み。1ドル100円の時、通常であれば1万円で100ドルしか動かすことはできませんが、レバレッジを使えば200ドル、300ドルと手元の少ない資金で大きな額を動かすことができます。

国内の個人口座であれば、最大25倍までレバレッジをかけることが可能です。法人の場合は100倍、さらに海外口座なら1000倍のレバレッジで取引できるところもあります。株の場合最大で3.3倍なので、FXのレバレッジは圧倒的に大きいことがわかります。

たとえばレバレッジ25倍だと、利益もそのまま25倍になる計算です。1万円の利益が25万円になり、10万円の利益は250万円です。レバレッジをかけることで、資産形成のスピードが圧倒的に早まることがわかります。

ただし当然損失に関しても同様の計算になるので、これは大きなリスクです。

例えば株価が1ドル100円の時、100万円で25倍のレバレッジをかけて25万ドルを動かすとします。日本円にして価値は2500万円です。

その後1ドルが95円に下がった場合、25万ドルの日本円での価値は2375万円。

つまり125万円の損失が発生します。元本を下回る損益を出した場合は強制決済となり、125万円の損失を追加で支払う必要があります。

上記のリスクを踏まえた上での投資が必要となるでしょう。

24時間取引できる

FXは24時間取引可能なので、日中働いている方でも取引できます。株式市場は9時~15時なので、日中株取引をできない人は株よりもFXを選んでいることがあります。本業で安定的な収入を得つつ、余剰資金をFXに回すスタイルが可能です。

スワップ金利を得ることができる

スワップ金利とは、金利の低い通貨を売って金利の高い通貨を買った際に、発生する金利差のことです。この金利差を利用して稼ぐことも可能です。

売りでも買いでも利益を出せる

外貨預金や外債は円高のときに外貨を購入し、円安のときに外貨を売ることで利益が発生します。しかしFXの場合、円安局面で円を購入し、円高局面で円を売って利益を出すことも可能です。

投資初心者がFXに参入するのはありか

FX黒板と椅子

FXはスマホアプリなどでも簡単に取引ができ、初心者が少額を使ってゲーム感覚で気軽にやってみることも多いでしょう。そして、運良く勝ってレバレッジ効果もあって大幅に儲かる可能性があります。

また取引内容自体は株のように多くの選択肢があるわけではなく、米ドルやユーロなど選択肢は限られています。そのため商品選びに迷うことはなくて、情報収集する内容も必然的に絞られます。

とはいえFXが簡単というわけではなく、取引に必要な情報を網羅的に集めたところで為替の動きを正確に予測するのは困難です。その中で少しでも勝率を高めて、6:4程度で勝ち続ければトータルで利益は発生するでしょう。

FXで資産形成するべきメリットとは

スーツを着た男性と棒グラフ

資産形成する上でFXを選択するメリットをまとめると、以下のようになります。

  • 手数料が安い
  • 少額投資が可能
  • 銘柄の選択肢が少ないので的を絞って情報収集できる

上で説明した内容と重複する部分もありますが、詳しく解説していきましょう。

取引時の手数料が安い

FXは手数料が安く、10回程度取引しても1円~2円程度の手数料で抑えることができます。外貨預金を行うと1回の取引で1円~2円程度の手数料がかかります。FXは外貨預金の1/10程度の手数料で取引できるので、資産形成を図る上でメリットです。

取引回数が少なければある程度の手数料はそれほど苦にならないのですが、取引回数が多くなれば地味に手数料が資産を減らします。手数料は安いに越したことはないでしょう。

少額投資が可能

FXは1万円程度の資金から始めることが可能です。少額投資だとその分あまり稼げないのが投資の基本ルールですが、上で説明した通りFXはレバレッジをかけることができます。レバレッジをかければ少額投資でも利益が大きくなり、さらにその利益の一部をレバレッジをかけて再投資するようにすれば、雪だるま式にどんどん資産を拡大させることが可能です。

そのため元手が少ない状態から一気に資産を大きくしやすいのはFXでしょう。ただし逆に言えばレバレッジがかかった状態で一気に損をする可能性もあります。レバレッジが大きければ元手以上の損が出る可能性も十分にあるので、たとえ資産の一部のみを投資していても残りの資産も失う可能性があります。そういう点ではレバレッジはもろ刃の剣となるため注意が必要です。

銘柄の選択肢が少ないので的を絞って情報収集できる

たとえば株と比較すると、FXで投資できる銘柄数は少数になります。

株の場合まず銘柄選びをするために情報収集する必要がありますが、FXでは銘柄選びの手間は少ないです。ただし銘柄を選択した後に為替変動の分析をする必要があるので、FXが簡単というわけではありません。

各国の情勢などをしっかりと調査した上で取引を行わないと、大幅な損益を生み出す可能性がありますので慎重に選択することは欠かせません。

FXは副業でも短期投資・長期投資の両方が可能

株の場合、デイトレードなどの短期投資は専業の投資家でないと厳しいです。株式市場が開いているのが9時~15時なので、少なくともその時間帯に取引できないと株のデイトレードはできません。

また情報収集や分析の時間が必要なので、株式市場が開いている時間帯以外も株のために時間を割く必要があります。一方でFXの場合24時間取引可能なので、副業として深夜にトレードすることも可能です。

そして為替は常に変動しているため、レバレッジをかければ副業かつ短時間のトレードで一気に大きく稼げる可能性もあります。

短期トレードだけでなく、長期保有してスワップ金利と為替利益を狙う方法もあります。短期トレードだと為替の変動を狙って取引を繰り返すため、為替利益のみが収益源です。長期保有の場合スワップ金利も収益源になり、スワップ金利狙いで安定的に稼ぐ手法もあります。

たとえばトルコリラはスワップ金利が16.5%(今後変動する可能性あり)なので、スワップ金利狙いの長期保有で人気の通貨です。

ただしレバレッジも、強制でのロストカットが存在するため注意が必要です。

まとめ

FXは資産形成に有効な手段で、レバレッジをかけることで少額かつ短期のトレードでも大きな額を稼ぐことが可能です。また長期保有でスワップ金利と為替差益を狙う選択もあります。ただしスワップ金利はもろ刃の剣で、利益と同様に損失も一気に膨らみます。

元本以上に稼げると同時に元本以上に損をする可能性もあるので、基本的にレバレッジを上げ過ぎない、確実に自信のある場面でのみ、なおかつ万が一負けても生活に影響の出ない範囲でトレードを行いましょう。

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