知らないと危険！新築ワンルームマンション投資の落とし穴

2021年7月1日不動産

不動産投資の中でも比較的少ない元手で始められるワンルームマンション投資。しかし、知らないと損をする落とし穴もたくさんあります。今回は新築ワンルームマンション投資を検討している方向けに、注意すべきポイントをお伝えします。

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新築ワンルームマンション投資とは

新築ワンルームマンション投資とは、その名の通り新築マンションの一室を購入し賃貸に出すことで家賃収入を得る投資です。一室から購入できるので、少ない元手で始めることができ初心者でも始めやすいと言われています。

新築ワンルームマンション投資は始めやすいと言われていますが、落とし穴が多いことも事実です。注意すべきポイントを理解したうえで検討を進めましょう。

不動産会社に減価償却による節税効果と所得税・住民税の節税効果があると営業されることが多い、新築ワンルームマンション投資。しかし、その金額は大きなインパクトのある額ではありません。数十万円の節税のためにローンを組み投資をするのはリスクが大きすぎると言えます。

新築ワンルームマンションは、購入時には金額が高めに設定されています。しかし購入した瞬間に新築のプレミアがなくなるため、物件価値が大きく下がってしまいます。そのため、売却しようとしても、売却金額に期待できないため売るのに立ち止まってしまう方が多いです。

生命保険代わりになるという営業トークもよく聞きます。しかし、生命保険代わりになるのは、収益がプラスになってからの話です。家賃収入は入るものの、税金や諸経費など支出も多くあります。支出を差し引いてもプラスにならなければなりません。

さらに、新築ワンルームマンションは購入後に新築のプレミアがなくなるため価値が一気に下がります。そのため物件売却をしても利益に期待できないでしょう。

新築ワンルームマンションの注意ポイントを押さえていないことで、これから紹介するような失敗に陥る可能性があります。事前に事例を知っておくことで検討する上での材料としましょう。

新築ワンルームマンションは、新築プレミアがつくため家賃を高めに設定しても借り手がつきます。そのため、少し高めの家賃で募集をかけましたが、新築プレミアもありすぐに借り手がつきました。

しかし、都内のマンションとなると、住民の入れ替わりも頻繁に起きます。最初の借り手も、1年弱で退居してしまったのです。新築プレミアが使えるのは最初の1回のみですが、収入が減るのはローン返済に響くので、家賃を下げることなく次の募集をかけました。

しかし新築プレミアもついていない物件を、同じ家賃で募集かけてもまったく借り手がつきません。結果、長期間にわたり家賃が入らない期間が続いてしまいました。

新築ワンルームマンションを購入し、数年間運用を続けましたが当初のシミュレーションからだいぶかけ離れてしまったため売却することにしました。

購入時は新築プレミアもついており高額だったため、ローンも残っています。新築物件のため売却金額に期待しましたが、一度購入された物件は新築プレミアを失っているため大きな損失を被る結果となりました。

今回は新築ワンルームマンション投資の注意ポイントを紹介してきました。新築プレミアが良い意味でも悪い意味でも働いてしまうため、大損を被る可能性が大きいのが新築ワンルームマンション投資です。落とし穴が潜んでいることを理解したうえで検討するようにしましょう。

また新築ワンルームマンションを購入する際の営業トークには要注意です。不動産会社ももちろん物件を売りたいため、美味しい話のように提案してきます。シミュレーションも出してくれるとは思いますが、必ず一度疑うようにしましょう。

これだけキャッシュフローが出ますというシミュレーションでも、実は支出である税金が含まれていなかったりする場合があります。最後に決めるのはご自身です。後々後悔しないように、検討時にしっかりと調べるようにしましょう。

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